- HOME
- 院長の想い
医院方針
気のすすまない治療には、別の選択肢を提案します
整形外科での治療では、注射などで痛い思いをするのが心配という方も、少なからずいらっしゃると思います。当院では、「この治療がいいですよ」とご案内はしますが、苦手であったり、気がすすまなかったりするようであれば、ほかの選択肢をご提案します。
診療では、特に問診を大事にしています。どういう時に、どこが痛いかなどを伺うことはもちろんですが、器質的な異常がなく、その方の生活様式や精神的なストレスが痛みの原因となっている場合があるからです。
検査も重要です。当院では、レントゲン検査、血液検査、超音波検査、骨密度検査、動脈硬化検査を行えます。また必要に応じ、MRI検査やCT検査を医療連携機関へ依頼しています。さまざまな検査を行うことで、見落としなく症状や病気を見極めるようにしています。
例えば、腰痛を訴えている場合に、骨粗鬆症由来の「いつのまにか骨折」や感染症・がんなどの重篤な疾患が潜んでいたり、子どもの場合は疲労骨折（脊椎分離症）が見つかり、運動中止と装具療法が必要となることもめずらしくありません。
また、改善された後もご自宅でケアができるように、筋トレやストレッチの仕方を指導し、イラスト付きで書かれた資料をお渡ししています。
私について
関節疾患や、スポーツ外傷を得意としています
私が大学病院に勤務していた時は、関節疾患やスポーツ外傷を扱うチームに属し、診療に携わっていました。スポーツで負傷や故障した時の気持ちは、私自身もスポーツをやってきたからこそ、わかる部分もあるかと思います。
また、整形外科は現在、部位ごとに細分化されているため、他の整形外科の医師たちとしっかりした連携をはかるようにしています。手術やより専門的な医療が必要と判断した場合、その症状を得意とするドクターへご紹介しています。手術を含め患者様がより良い治療を受けられる環境に導くのも、医師の務めであると考えています。
患者様への思い
本当に必要な治療、一人ひとりにより良い治療ができるよう努めます
私は、患者様にとって本当に必要な治療を導き出せるように、患者様が何に困り、何を求めているのかを大切にして診療する医師でありたいと思っています。そして、スタッフと連携して、患者様のお話を親身に聞き、お気持ちをできるだけ汲み取れるように心がけています。
また、説明にも図や模型を用い、MRIなどの検査画像もただ見てもらうのではなく、正常の状態の画像と比べることで、より視覚的に理解してもらえるようにしています。
医学は日進月歩です。そのため、今も勉強に励み、新しい情報を取り入れ、患者様にとってより良い医療の提供に努めています。
その一つが骨粗鬆症の治療です。重度の骨粗鬆症により骨折を繰り返し、日常生活動作（ADL）が著しく低下してしまう多くの患者様を目の当たりにしてきました。最近になり、骨の破壊を予防する以前の治療から、新しく骨を作る治療（テリパラチド注射）が可能になり、その治療成績は飛躍的に向上しました。
しかし、他の疾患と同様に「早期発見・早期治療」が重要であることに変わりはありませんので、当院では閉経後の女性やステロイド治療歴のある方には、一度検査を受けていただくようご案内しています。